尾林芳匡弁護士の応援演説

2020年07月01日

 7月1日、八王子駅前での #宇都宮けんじ 都知事候補の街頭演説会で、八王子合同法律事務所の尾林芳匡弁護士が応援演説をしました。そのスピーチの内容を紹介します。

 私は30年間この八王子の地で過労死など働くものの権利をまもる弁護士として活動してきました。都立府中病院の医師の過労死事件を扱ったことがあります。都立病院は、救急医療の体制をつくり、過酷な仕事で都民の命を守ってきました。

 その都立病院への予算を削減するための、都立・公社病院の独立行政法人化をやめさせるという、宇都宮けんじさんの政策を熱烈に支持しています!

 いま東京都は都立病院に年間約400億円の財政支出をしていますが、これを赤字だと攻撃し、削減しようと言っています。

 公立病院が独立行政法人化がされるとどうなるでしょうか。大阪府立病院は独立行政法人になって、初診料が約1700から2600円に、セカンドオピニオン料が7000円から21000円に値上げされ、13億円の黒字を出しました。独立行政法人になったために、議会の条例改正をしないで、理事会だけで値上げを決めて住民負担を増やしてきたのです。東京都で独立行政法人になった健康長寿医療センターは、700以上あったベッドを150も減らしました。しかもその25%は差額ベッドで、一番高い部屋は2万6000円という、お金持ちのための病院になりつつあります。

 都立病院は、高級ホテルのような病院はいりません。都立病院と、やはり予算が減らされてきた保健所に、しっかり予算を出し、都立病院と保健所を充実させる宇都宮けんじさんこそ、コロナの時代に最もふさわしい都知事候補です!

 宇都宮けんじさんは、人権を志す弁護士の立場から見て、サラ金被害からの救済をし、オウム真理教の被害者のための弁護団を務め、貧困問題で派遣村の村長となり、日弁連の会長にもなって東日本大震災の救済にも取り組んだ、素晴らしい人です。人権を志す弁護士の、お手本であり、憧れの、最高の弁護士です!日弁連会長として数万人の会員をまとめた宇都宮さんは行政手腕も試され済みです。

 東京都知事選の結果は、全国にも大きな影響があります。7月5日の投票日を前に、世論調査が行われ、現職優勢と言われています。しかし、有力候補者が思わぬ苦杯をなめるのが東京の選挙です。それは、東京には約300万人、最後まで投票先を決めないで、もっとも有効な投票先を考える層がいるからです。あと数日、私たちの取り組みで、数百万人の都民が立ち上がれば、全国を驚かせる結果を出すことができます。

 私も最後まで全力で応援します。必ず勝利を勝ち取り、全国をあっと驚かせる結果を出しましょう。