防災・減災重視のまち東京に早く住みたい♪

2020年06月22日

  安全・安心なまちづくりと一般的抽象的に政策を掲げるなら誰でも出来ます。そのまちづくりのために具体的に何をするかが重要だと思います。宇都宮けんじさんは、「重要政策02 「気候危機」に対応した地域経済の振興。防災減災重視のまち東京をつくります」で次の4項目を掲げ、具体的な政策を提起しています。

(1)防災・減災重視のまち東京をつくります

(2)都心一極集中・大規模開発優先の都政を転換し、コミュニティと「気候危機」対策を重視する都市構造をつくります

(3)「気候危機」に対応した東京の地域経済をつくり、雇用を増やし、都民が暮らしやすい・働きやすいまちにつくりかえます

(4)中小零細企業は、東京の地域経済を支える重要な存在です。中小零細企業を発展させ、自営業者の生活を守ります。

 (1)(2)は理解できますが、(3)で経済につなげ、そこから(4)で中小零細企業につなげるという政策の連携はさすがです。

 宇都宮けんじさんの政策を読んでいると、過去の都政の問題点を指摘している部分もあるのですが、実は重要政策02の「(1)防災・減災重視のまち東京をつくります」が現時点の政策の個別の政策の中で一番長く過去の都政の問題点を指摘しています。その問題点のポイントは、次のようなものです。

★1971年の全国に先駆けて制定された「東京都震災予防条例」

-予防対策重視の視点から地震に強いまちづくりを目指す

★2002年2月に石原都政が前記条例を「東京都震災対策条例」に全面改正

-命は自らが守る=自助、まちは自分たちが守る=共助へ転換

-震災対策推進の第一義的責任を区市町村に負わせる

→東京都は命や財産を守るという本来の任務を軽減

★石原都政とそれを引き継いだ猪瀬都政の防災対策の力点は沿線建造物耐震・耐火化

-中枢機能を一極集中型で防衛する

→災害に対する脆弱性を作り出す、加えてインフラの老朽化で脆弱性一層深刻化

 要するにここでも東京都が命とくらしに対する責任を放棄して、自己責任論を押し付けようとしており、根本的な見直しが必要です。

 宇都宮けんじさんは、こうした問題点を指摘した上で、①防災・減災のための緊急対策と②防災力強化のための緊急対策を掲げています。早く宇都宮けんじさんに実現してもらって、東京に住みたいですね♪