小池都知事への8つの公開質問を読む~Q5:陽性者数が増加する中、「十分な対策が取られている」という根拠は何ですか?

2020年07月03日

質問5は、最近3週間の東京都による感染防止対策について質問するものです。

「6月11日に東京アラートが解除されて以降、検査陽性者数の増加傾向が続いており、東京アラート発令中よりも多くなっています。しかし、これに対して、東京都は何ら有効な対策をとっていません。」

第1段落:質問2の中で東京アラート解除までの陽性者数を示しましたが、解除以降は11日22人、12日25日、13日24人、14日47人、15日48人、16日27人、17日14人、18日41人、19日35人、20日39人、21日35人、22日29人、23日28人、24日55人、25日48人、26日54人、27日57人、28日60人、29日57人、30日54人、1日67人、記者会見後の2日107人となっています。

この間の東京都の対策については、小池都知事の記者会見で見てみたいと思います。

6月12日の記者会見で紹介していたのは、事業者向け「感染防止徹底宣言ステッカー」、「東京版新型コロナ見守りサービス」の開始・民間店舗等への拡大、TOKYOテレワーク・モデルオフィス、アートにエールを!東京プロジェクト再募集(個人型)、アートにエールを!東京プロジェクト新たな支援事業(ステージ型)等でした。

6月19日の記者会見で紹介していたのは、事業者向けの「東京都感染拡大防止ガイドブック」を新たに制作、事業者向け「感染防止徹底宣言ステッカー」、「新しい日常」の様々な工夫を実践を呼びかけ等でした。

6月26日の記者会見で紹介していたのは、店舗型東京版新型コロナ見守りサービスの協力事業者5社の選定、高齢者施設における 新型コロナウイルス感染予防のための動画作成・施設等への周知等でした。

小池都知事の記者会見から見ると、対策と言えば感染防止対策ではありますが、陽性者数の増加、特に小池都知事が言うところの「夜の街」対策が十分取られているとは考えられません。しかし、小池都知事は「十分な対策が取られている」と主張するので、その根拠を質問するものです。

「PCR検査数は全く増えず、多くても2000件程度にとどまっています。休日には200件から300件程度しか検査されていません。このような検査状況で、十分な対策が取られているとされる根拠を示していただきたいと思います。」

第2段落:6月に入ってPCR検査数は、従前よりは増えていますが、抜本的には増えず横ばいでした。このような検査状況での対策を小池都知事に質問するものです。

#小池都知事は宇都宮さんの質問に答えてください