小池都知事への8つの公開質問を読む~Q4:なぜ、厚労省が求める「PCR検査体制」についての回答を提出していないのですか?

2020年07月02日

質問4はまた検査に関する質問ですが、厚労省が求める点検状況のとりまとめを報告していないという問題点の指摘です。

「厚労省が、各都道府県に対して、「PCR検査体制」について点検し回答するように各都道府県に求める事務連絡(6月2日付)が発せられています。その回答の締め切りは6月19日でした。しかし、7月1日段階でも、その回答は未提出です。すでに各区市町村に対し点検と報告を依頼し、回答を得ていると伺っています。にもかかわらず、締切を10日以上過ぎても回答しない理由は何ですか。ご説明ください。また、直ちに回答を行い、これを公表してください。」

厚労省が6月2日に各自治体の衛生主管部(局)あてに「「新型コロナウイルス感染症に関するPCR等の検査体制の強化に向けた指針」について」を発出しました。これは、今後の感染拡大局面も見据えて、国と地方自治体の協働のもと、更なる検査体制の強化を図る観点から、「新型コロナウイルス感染症に関するPCR等の検査体制の強化に向けた指針」を策定し、これも踏まえ、検査体制を点検の上で、必要な体制の強化への取り組みを依頼するものでした。

6月2日と言えば、質問2の中でも言及したとおり、同日に新規感染者数が34人となり、30人以上となるのは、国の緊急事態宣言期間中の5月14日以来のことでした。東京都が本気で検査体制の強化の取り組みをするのであれば、締切を守ることはもちろん、速やかに回答して当然です。しかし、締切を10日以上過ぎても回答しないということは、検査体制の強化をする気がないと言われても仕方ないです。その結果が現時点の感染状況ではないでしょうか。

#小池都知事は宇都宮さんの質問に答えてください